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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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「俺、ギター弾くんだぜ」というと周りはへえーと驚く。
でも、弾けるのは1曲のみ。 それも、曲名不明のボサノバだ。 そんな自分だけれど、かってはギターに恋する青少年だった。 それは今思い返しても恥ずかしくなるくらいうぶだった高校1年 のときのこと。高校入学と共に軽音楽サークルに入ってバンドを 結成したのだ。名前は『Let's』。己の名誉のために断っておくが この名前、俺が付けたんじゃない。 自分のパートはエレキとボーカルだった。当時はヴァンヘイレン 全盛の頃で高校になってギターに目覚めるというのが若者が通る 道だった。自分も迷わずこの道を踏襲し、高校で初めてギターデビュー を果たしたわけだ。 家に帰っても勉強はせず、『Rockin'On』というバンド小僧が読む 雑誌に毎月掲載されるタブ譜を見ながらギターいじりに没頭した。 しかし一向にうまくはならなかった。 そんな中、スタジオを借りてのバンドの練習(青っちょろいのが 5人集まってありったけの爆音を出してただけ)のおかげで何とか バンドとして4,5曲こなせるようになる。それに勘違いした俺達 は身の程知らずもいいことに、秋の学園祭に出ることになった。 演奏曲は以下の通り。何の一貫性もない。メンバーがそれぞれに主張 し譲り合わなかった結果がありありと出てる。ヘヴィメタから ニューミュージックという痛々しいラインアップだ。 Rockin The Paradise/STYX 愛を止めないで/オフコース 題名を忘れたヘヴィメタ It's been a hard days night/The Beetles Open Arms/Journey 曲目を今振り返って改めて思う。若さって無敵だ。信じたものに 突き進むパワーがある。そして時にそれが壁を突き破ってしまう。 さて若さを感じるのは曲目だけじゃなかった。それは衣装と髪型だ。 いとこの兄貴からもらったお下がりのJUNMENのレモンイエローのプル オーバーに近所の工事現場から失敬してきた駐車場用チェーンをたすき 掛けにし、そこにお袋から借りた金のブレスレットとネックレスをつけ、 アメ横で買ったぴたパンとコンバースを履いて挑んだ。 ファッションチェックで鏡を見て身震いした。これほど危険な匂いを 発している奴はいなかっただろう。だが当時の自分はそれをカッコいい と判断した。若さって危険だ。 頭髪もすごかった。学園祭直前に友達と明大前の美容院で生まれて 初めてパーマをかけたのだ。しかし当日セットがうまくいかず、頭は おばさんで顔が高校生というかなり気持ち悪いヘアースタイルが生まれた。 さて、学園祭の当日、会場である教室には予想に反して結構人が集まっ ていた。良く見ると、両親と妹の姿が見えた。ちーっ。来るなって 言っておいたのに。そして当時付き合い始めた彼女も友達と来てくれて いた。 1曲目のピアノのイントロが始まり俺達の演奏が始まった。初めて観客の前で弾くギターだ。歌も歌わなきゃならない。しかも家族も彼女も見に来てる。有り得ないほど緊張して起こるべくことは起きた。 乗っけからのギターを1フレット間違えて弾き始めてしまったのだ。 『ギュイ~、ガガ~、ギ~』。完全に音が外れている。頭に血が 上った俺は、音量を上げ、エフェクター(音を変える機械)をギンギン にして教室中を音地獄に陥れた。そのときの観客の音に苦しむ表情は 数十年経った今でも俺のまなこから消えない。 学生時代って無茶苦茶であればあるほど甘く愛おしいもの。 そんな青くて一途だった昔の俺に贈るかつてのギター小僧たちのお祭り。 憧れと共に。 PR ~ 最初の荒仕事 ~
改革のときに差し掛かったある会社が、新しいCEOとしてマービンを 雇った。着任した彼は、先ずは会社に巣食う怠け者たちを一掃すること から始めることに決めた。 早速社内の視察に出た彼は、壁に寄りかかっているひとりの男を発見 した。ちょうどその部屋は労働者で一杯で、マービンは自分が本気で やる男だと示すいい機会だと考えた。 彼は男のほうに歩み寄ると訊ねた。 「週いくら稼いでんだ?」 その若い男はマービンをちらっと見て言った。 「週300ドルだよ。でも何で?」 マービンは財布から300ドルを抜き取ると、男に投げつけて 叫んだ。 「これが今週分だ。出て行って二度と戻ってくるな!」 最初の首切りに気を良くした彼は、部屋を見渡していい放った。 「誰か、あの怠け者がここで何してたか改めて俺に言いたい奴は いるか?」 ひとりの労働者が言った。 「奴は、ピザを配達しに来たデリバリーボーイだよ」 あけましておめでとうございます。
2012年も早10日を過ぎ久々の投稿です。 昨年1年はどんな年でした? 僕は、多くのことにチャレンジし、いくつかの新しい経験を積み、 いくつかの失敗を経験し、いくつかの物事を手放し、いくつかの 生き方に影響を与える気づきを得た1年、まさにウサギが飛び跳ねる ごとくのめまぐるしく変化する1年でした。そして後厄が終了した 1年でもありました。 その1年で自分が気付かされたことの中で最も大きかったことは、 “人生はそれ以上でも、それ以下でもない” ということ。つまり、僕たちは頭の中であれやこれや勝手に自分や 人のことをイメージづけているけれど、実際はそんなに素晴らしい ものでもバカにするものでもない。目の前の自分の、客観的に見た 姿形、携わっている仕事、パートナー、食べている物、住んでいる ところなどなど、それらが紛れもない今の自分の人生だよということ。 そんなのあたり前じゃんと思われるでしょう。 でも結構、不都合な現実にはふたをして勝手にこしらえた幻を自分の 姿だと思い込んで生きている人も多いのではと思います。特に不本意な 暮らしを強いられることの多い今の時代には、「今の自分は本当の自分 じゃない」ってな具合に。 また、“自分は特別”と万能感が肥大してしまうケースもあります。 それらの結果として、どこまでいっても気持ちが満たされず、幸せを 感じることは難しくなってしまいます。 最近までの自分もこの呪縛に囚われかなり苦しまされました。自分の 場合は海外の特異な環境でで長年暮らし、この気持ちが助長されていった のかもしれません。 “自分を知る”というのは古代ギリシア時代からの生きてゆく上での 人間の大きなテーマでした。やっと自分はこの命題を考えてゆくスタート 地点に立てたかなと思いますが、2012年に起きるであろうこの先の展開 をとても楽しみにしています。 | カウンター
WELCOME TO Move On
異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。 プロフィール
HN:
イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford mail : cocovenice@gmail.com 人生のお買い物
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