一人掛けのリラックス出来る椅子をと思ってウェブで探してみた。すると似通ったリクライニングチェアや、２，３点のお高いデザイナーズチェアか安っぽい大量生産品しかなく、種類も限られていた。

楽ちんで、ゆったりしてて、場所を取らず、すっきりとしたデザインて、値段も高くないもの。ちょうど昔旅館なんかでよく見かけた、重心低めのレトロモダン風な奴なんかをイメージしてたら全然ないのだ。少ない中やっと近いものが見つかったと思ったら、値段がやたら高い。

これって需要のせいなのか？　確かにこれまでの日本の小さな家では、ソファーセットを入れたらもう終わりかもしれない。子供部屋や寝室や一人暮らしの家にも、そんな椅子が入るスペースはないのかもしれない。でも、一人でくつろぐには一人掛けのこの手のタイプの椅子が一番なのだ。両肘をヒジ置きに乗せて体が沈む感触。これは一人掛けのものしか味わえないし、ちょっとしたところに置いといて、そこで本を読むにはもってこいなのが一人掛けの椅子なんだよな。

本当に欲しいものが実はなかなか手に入らないっていう好例かもしれないな、椅子は。