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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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ベトナム食い倒れ



























ベトナムに行く前は、ベトナム料理=エスニック料理だと思ってた。日本料理と聞かれて寿司と天ぷらしか知らないアメリカ人のように生春巻きとフォーくらいしか知らなかった。とてもアメリカ人を笑えたものじゃない。ところがベトナムに着いて、その食の現場を見て驚いた。食材の豊かさとその豊富な量に。そして食べることを楽しんでいる現地の人の姿に感動すら覚えた。

さて、どんなものを現地の人は食べているのだろう。どうやら朝は屋台でフォーをかっこむ人が多いようだ(1杯3ドン前後=1.5ドル程度)。このフォーは一日中食べられているようだけど、店で食べると数種類のハーブが付いてくる。ミントやレモングラス、コリアンダー、バジル、どくだみ、そして何だか知らない葉っぱもよく見かけた。麺の種類も米麺以外に小麦の麺、それに太さも色々あり、汁のあるものやない物などかなりバラエティに富んでいる。

そして昼。現地の人は通りに椅子を並べた簡易食堂で定食を食べるのだ。店の規模により5~30種類程度調理された料理が屋台もしくは店に並ぶ。それを見て頼むと、ご飯の横に2品程度載せてくれるのだ。これで3~5ドン(1.5~2.5ドル)。これが調理の仕方や味付けが俗にいう中華料理そのもので日本人の口にかなり合う。この定食屋巡りはほんと楽しかった。

夜はというと、通りを歩くと道ばたに低い椅子をざっと並べたところに仲間やカップルで陣取り、魚介類を炭で焼いたのやら旨そうな料理をつまみながら氷入りジョッキに注いだビールを飲んで楽しくやっている。外で大勢で食べるのでとにかく活気があるのだ。もしかしたら毎晩こんな感じなんじゃないのかな。仕事を終えると貝を焼いたのをつまみにビールを流し込んでひとしきり楽しんだら、バイクをすっ飛ばして家に帰る。そこには酔いが冷めるような高い勘定も、長時間の電車の帰宅もない。あるのはバイクでピューだ。

現地の人の一日の食の流れを簡単に書いてみたが、自分が見たのはごく一部でしかない。それ以外にもいろいろなものがあった。屋台でいえば、フランスパンに焼き立てタマゴと肉とその他もろもろをはさんで作ってくれるサンドイッチや肉まんもよく見かける。パンは、噂通り特筆する旨さだ。菓子パンからフランスパンまで町の至る所にある。またパッションフルーツも日本からの旅人にとっての楽しみだ。ドリアン、マンゴー、パパイア、ジャックフルーツ、ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、スターフルーツ。僕はマンゴスチンにはまり、ホテル近くのフルーツ屋で毎晩どっさり買って帰るのが習慣になった。値段はキロ6万ドン程度(3ドル)。寝る前にそれを食べるのだが、かじりかけをそのまま置いて寝たある日、朝起きると白いフロアーに黒い線が走っている。何だ?と思って近づいてみると蟻の大群だった。

ベトナムはとにかく、人から虫まで食べることに忙しいのだ。



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ひぇ~~

なに?私を挑発したね?
そうそう、それそれ!その屋台の色が色々魅力的なんだよ。
魚醤、チリソ~ス、空芯菜、エビ、缶ビ~ル、無造作に盛られた
ガラスケ~スの中の麺類・・・・・・・

あ~も~おなか空いてきた~。。。

罪な人ね。
ハナさんへ

さすが元東南アジアの女王だけあるね。よくご存じで。さて、昔読んだ本に、「食べ物に執着する人は愛情に飢えている」とあったけど如何に。ハナさんに限っては純粋に食い気のようですね(笑)。
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WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

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好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
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