ヨルダンーシリア間の陸路国境越えは2か所あるが、今回は一番西のルートを使った。行程はこんな感じだ。
①アンマン市街(乗り合いタクシーセルビス利用)→北バスターミナル(ムジャンマ・シャーマーリー)
②北バスターミナル(乗り合いタクシー)→ヨルダン側国境ラムサ
③ラムサ(別の個人タクシー)→シリア側国境ダッラ
④ダッラ(乗り合いマイクロバス)→遺跡の町ボスラへ
ラムサの国境でDuty Free Shopを見かけた。陸路のDutyFreeは初めてだ。何の変哲もない田舎の土地に立つ事務所のような建物。中に入るとうっすらとほこりを被った品々が雑貨屋のように並べられていた。ちょうど一昔前のやる気のない田舎のデパートのよう。レジ前は、我先にとタバコを求めるドライバー達で大混乱。品物はドル表示だった。宗教でご法度なせいか、ウィスキーやワインのビンがうっすらほこりを身にまとい悲しそうに佇んでいた。たばこの売上だけでもっているとしか思えない恐るべしのDutyFreeだ。


(運転手は車を停めると、われ先へと店に向かいタバコを入手する)
シリア側国境からボスラまで約1時間、この小さなマイクロバスに揺られる。観光地ではないこの地の乗り物は地元民の生活の足だ。謙虚に乗せて貰うが、しっかりと余分な税金(?)を上乗せされて請求される。

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