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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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黒が席巻 保護色の国

徐々に気温が下がってきて電車でもコート姿を見かけるようになってきた。

今朝ふと思ったんだけど、皆さん本当に黒がお好きなんですねえ。
黒だぞ~、黒。ブラック、ネグロ、シュバルツ、ノアールの黒っ
確かに黒はエレガントでカッコよくみえるからなあ。
ファッションに興味がある人なら黒ははずせないもんなあ。

ん?ちょっと待てよ。でもこの違和感は何だろう?

そう感じたのはサラリーマン諸氏。
誰もが例外なく黒の似たようなハーフコートを来ていらっしゃる。
そこに黒のスーツと黒のカバン。
まるで高校生の制服だ。

働きづくめの上にまともな洋服なんて売ってなかった
親父たちの時代なんかじゃないぞ。
本屋に行けばファッション雑誌が何十冊も並び、
イタリアからスウェーデンまで世界中のあるとあらゆる
洋服が手に入る21世紀のファッション都市日本だぞ。

それなのに、この現象はいったいどうしたっていうんだ?

どうもファッションでそれを選んでいるのではなさそうだ。
というより、処世場の理由からそれを選んでいるように
推測する。

あたかも蝶々が保護色を身にまとうがごとく、
まわりから目立つことのないようにという意識で
それを着ているように感じる。

なぜなら、エレガントな黒のはずなのにみなさん
全然カッコよくないから。

彼らからは残念ながら着ているものに対する愛着も楽しさ
何も感じない。どちらかというと、「ビジネス服なんて
別にどうでもいいですぅ~」ってな感じ。
だから制服のように見えてしまうのだ。

確かにビジネスで着る服は相手の礼を失しない恰好を
心がけるべきだとは言われるているが、だからといって
一律同じ金太郎飴のような恰好をせいとはどこにも書か
れていない。

みんながみんな黒一色というのはやはりどう見ても不自然だ。

やはり服装が時代を反映しているのだろうか。
とにかく目立たずひたすらKY(最低な言葉だ。空気は吸うもので
あって、読むものじゃない)を意識して息をひそめる世の中。
楽しそうにするとすぐに反感をかい、いじめられ、仲間外れにされ、
足を引っ張られる社会。

そんな一人一人の意識がこの国の閉塞感を
作るのに貢献していることは想像にかたくない。

実は閉塞感とは一人一人の思いや行動から出来ているんだと思う。
閉塞感を嘆く本人が実は閉塞感を作っているなんて、
悲し過ぎて笑えない

今の日本、やっぱりどうもおかしい。
民主主義の先進国なのに内容は社会主義国家のよう。
自分の頭で考えることは放棄して、しんどいことは会社や国まかせ。

国民が何とか針の穴ほどの隙間からこぼれ出た
チャンスを、頭を使ってあの手この手でものにしようとしている
キューバのほうが、ある意味民主主義に近いかもしれない。

先ずは明日、真っ赤なネクタイを締めて会社に行きましょう。
え?
今度は社内が真っ赤なネクタイオンリーになってしまって
不気味だって?

もう知りません。。。。。
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少しご無沙汰しています。
いつも楽しみに拝読しています。

この記事、
100% I agree !です。

でも、私も黒が多いけれど。
ビビッドな色も大好きです。
色にもビタミンがありますよね。

イグアナ楽団さんは、
何色がお好きですか?
bliemoon さま

お久しぶりのコメント欄ご登場ですね。嬉しいです。お元気でしたか?

今回の発信、ちょっと不満タラタラモードだったかなと思ったりもしていますが、黒が雑に扱われていることにどうしても書きたくなってしまいました。(気分は尖閣ビデオをみんなに紹介してくれた本人のようです。笑)。

さて、「色にもビタミン」ですか。さすがbluemoonさんですね。センスがさく裂していて脱帽です。

bluemoonさんが、たまに着られるビビッドな色、周りの者をはっとさせるんでしょうね、きっと。

僕ですか?はい、blueが好きですね。クールなイグアナを目指しているイグアナ楽団ですので!(汗)
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WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

HN:
イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford

mail : cocovenice@gmail.com
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