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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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シリアの朝食



シリアの古都アレッポの著名なレストラン“Abo Al-Nawas”(アボ・アル・ナワス)で食べた標準的な朝ごはん。真ん中の白いのは、ホンモスと言って、ひよこ豆をペースト状にしてごまのペーストと混ぜたところにレモン汁とオリーブオイルを加えたもの。その味はヨーグルトのようで酸味がある。

中東はオリーブの産地で驚くほど安くしかも新鮮でうまい。またチーズもヨーグルトから水分を抜いて作ったもので塩気がなく食べ易かった。日本人としてはあまり馴染みのない組み合わせの朝食だけど、パンとチーズとジャムに紅茶がとても合っていた。この朝食の値段は約5ドル。ちなみに普通だと1.5ドルくらいで朝食が食べられる。
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ゴールド・ナイト


ダマスカス旧市街にあるスークはアラブ世界でも有数の大きさを誇っていて、調子にのって歩き回ると自分のように思いっきり迷うことになる。まじで方位磁石持ってくことをお勧めする。さて、スークは一日中開いてるが、夜になると照明がつき、僕らの持つアラビアンナイトのイメージを一層描き立て心なしかわくわくしてくる。夜でも子供達はガンガン遊んでいて、家に閉じこもってゲームばっかりしてるスルメのような日本の子供たちを思うと少し切なくなった・

あちらの人は本当に“金”が好き。夜のスーク内は金色が乱反射している。しかもアクセサリーは18金ではなく20金と来てるから一層眩しい。そういえば、この旅で出会ったパキスタン生まれのサウジアラビア人と話したとき、「日本ではシルバーのほうが人気があるよ」というと、「パキスタンもそう」と言ってたのをふと思い出した。一般的にアラブ世界では、女性はゴールド、男性はシルバーを身に付けるらしい。実際、ゴールドを身につけた男性はヨルダン、シリアでは見かけなかった。







スークの真ん中あたりで、前方にものすごい熱気を感じたので急行した。ものすごい人だかりの原因はピスタチオ入りのソフトクリーム屋。最初に券を買い、ソフトクリームと引き換えるシステムだが、ものすごい中東の人のアイス食べたいパワーに押され、我々外国人旅行者軍団は一向にソフトクリーム受け渡し場に近づけない。それを見かねた店の人が可愛そうに思ったか、特別にソフトを調達してきてくれた。しかしあまりの熱気にソフトは既に朽ち始めていたので、急いでしかも手をべたべたにして、優雅な中東スイーツタイムを味わうこともなく胃袋に叩き込んだのだった。

シリアの小やじ



シリアの首都ダマスカスは4000年の歴史を持つ世界でも最も古い都市の一つだ。そのダマスカス中心部にある旧市街(Old Damascus)にはイスラム教第4の聖地であるウマイヤド・モスクや、巨大なスーク(市場)が横たわり、一歩足を踏み入れると確実に外界から遮断され中世へとタイムスリップする。

ある夜、スークに行く途中、1人の人物に目が留まった。それは、一見少年のようなんだけど、大人のような貫禄と世慣れ感、そして子供離れしたふてぶてしさを見につけた子やじ(子供おやじ)君だった。彼は路地で洋服らしきものを売っているようだったが、ふざけて周りのおやじをからかっていた。珍獣でも見るような僕の強烈な視線に気がついた彼は、「一枚俺を撮れ!」とふてぶてしく言ってきた。彼のド迫力に押されて全自動に設定したピントまでずれてしまった。

生きてくために、子供でも食い扶持を稼がなきゃならないんだろうか。少年が少年のままでいられない厳しい社会を感じる。ふとあることに合点が行った。自分など年相応に見られることがなく、いつも随分若く見られる。確実にとっちゃん坊やへの道を歩んでるところだ。それってつまり随分楽な世界に生きてるってことなんだろう。

どうやら時代が人を作るらしい。平和なふぬけの時代には食って寝るだけの人が、安定していない困難な時代には状況を打開できる人が現われるようだ。今日は投票日。平和な時代の候補者選びほど簡単でいて難しいものはない。なぜならどの問題もまだ芽っ子の状態で、どれが大きく育っていくのか見通せる能力者など今の時代には現われないからだ。


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WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

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イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford

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