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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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今日友人竹から僕のテレビを案ずるメールが来た。そのテレビとは19インチのビデオ再生機のついた大昔のもので、別の友人から不要になったものを譲り受けたものだ。先日チリの救出劇をTVで見て目頭を熱くしたとブログに書いたら、竹のやつ「イグアナ(小生)があのTVにかじりついて泣いている姿に泣けた」と書いてきやがった。さすがシニカルな奴だけある。いいとこ突いてきやがる(いつでも液晶42インチの無償提供受け付けてるぞ)。
さて、古いものを使い続ける話が出たので、アンティークについて思っていることを書いてみたい。 自分はアンティークは大好きだ。街を歩いていて、骨董屋や質屋があるとついついショーウィンドウを覗いてしまう。人間もただ明るいだけの人よりくすんでいても味のあるタイプに惹かれる。そんな古物好きの自分だが、アンティークを金で買うという行為に違和感のようなものを感じる。 元来人と物との付き合いとは、壊れたら修理しながら大事に使い続けるというものだったわけで、そんな生活習慣が古いものを存続せしめてきたわけだ。だから魅力的な古いものを所有するということは、本当はそれを使い続けてきた人だけが受け取るべき勲章のようなものだと思っている。しかし、時が流れ貨幣経済が進むとお金で時間を買えるようになった。その結果、人は他人が長い時間をかけて育てることで生まれる価値をお金で買うようになったわけだ。そこに一種の軽薄さを覚えるのだ。(誰かがそれを引き取らなければ、廃棄され、この世から消えてしまうものは別) アンティーク。長い年月を経てきて今でも仕えるもの。そのためには豪華である必要はないけど、素材的にも構造的にもある程度しっかりとしたものが求められる。ふとそんな商品が今どれだけあるのか考えてしまった。いや、あることはあるのだけれど僕たちの生活は使い捨て商品に席巻されてしまっている。だからそういうものに目を向けるという感覚を失いつつあると思う。 華美でなくてもいい。値段もバカ高くなく、デザインも飽きが来なく、使い込むほどに愛着が増してくる普段使い出来るもの。そんなものこそ買うべきもの。そしてそれを使い込む。アンティークを買うんじゃなくて自分でアンティークを作る。そんな風な心持ちでいたいと僕は思っている。 (注:本文と私の古テレビとは一切の関係もございません。私の古テレビはアンティークではなく、ただのオンボロTVで経済的事情その他人道上の理由のために我が家に留め置いているだけでございます。あしからず) PR | カウンター
WELCOME TO Move On
異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。 プロフィール
HN:
イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford mail : cocovenice@gmail.com 人生のお買い物
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今、サムソナイトのかばんを修理に出しています。
私は節約生活を試みているわけでも、エコを実践しようと頑張っているのでもなく、ただどんなものにも魂があるような気がして捨てられないんです。
ご縁があってわたしのもとに来てくれたものは大切に使いたいな。
だから古いものを大切に使っている人を見ると嬉しくなります。
中島さんのような方がもっと増えて欲しいものです。職人さんをこの日本から減らさないためにもね!