
(大崎でブレイクする波)

(七里ヶ浜のハードブレイク)
土曜日に台風12号からのうねりが太平洋沿岸にヒットし、湘南方面はどのポイントも大忙しだったようだ。朝、茅ヶ崎の友人から茅ヶ崎はクローズアウトしているので鎌倉に行くから一緒に入ろうよということになった。
134号線を江の島から鎌倉に向けて走る。七里ヶ浜もかなり大きいサイズの波が割れていてロングボードで沖に出るのは一苦労な感じだ。そのまま由比ヶ浜まで来ると逗子マリーナの方に白波が見えた。あそこで波が割れているということはサイズのあるうねりが届いているということだ。そこで急きょ大崎ポイントへ向かった。
着いてみると堤防から眺める限りでは、サイズは思ったほど大きくはなさそうだが波のコンディションはかなり良さそうだ。リーフならではのきれいな三角を描いたグーフィーの波が次から次へと押し寄せている。急いで着替えて長距離パドルで沖に向かった。
沖へ出るに従って、今日の波がかなり良くサイズ的にも十分あることが分かった。ウェイティングポイントに着くと、狭いポイントに結構なサーファーの数だ(最終的に50人位のサーファーでぎっしりになった)。とそのとき、沖からぶ厚いうねりが押し寄せているのが目に入った。沖に向かってパドルする。左奥のピークから数人がテイクオフした。すぐに前から乗る形となった数人がプルアウトし、一番奥のサーファーがボトムターンからショルダーにエントリーした。こちらから見ていると、そのサーファーの前にほれぼれするような長~い壁がこちらまで続いている。一瞬ここは外国かと錯覚する。こんなパーフェクトな波で波乗りしたのも2年ぶり、いやもっとかもしれない。50人が競り合う中を必死に隙をうかがい、2本の完璧な波のスロープを滑り降りることが出来た(即プルアウトは除外)。
今日の2本は自分の波乗り史にしっかりと刻まれた。その代り、波に巻かれたときに海底の岩にぶつけて出来たボード傷のリペアが済むまで明日からしばらく波乗りはお休みとなる。いい波に乗れた代償は大きい。
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