
江の島で花火大会があった。確か正式名称は藤沢市花火大会だったかな。
これは例年夏にやる江の島花火大会がどういうわけか延期され、名前を
変えて今日行われたわけだ。
(どうやら藤沢市が冬場にも観光客を呼び込みたいために考えた策らしい)
季節外れの花火大会のせいか、人でがまあそこそこあるものの
夏の比ではない。肌寒いからビールを飲みたくもならない。
11月28日という何かの節目の時期でもないため、今一つ気の
抜けた花火大会だった。(それでも3万8千人の人出だったらしい)
でも、今日の花火、恐ろしいほど音が伝わってきた。
空気が乾燥していて伝わりやすかったのか。なにせ建物が揺れてたからなあ。
それにいくつか配色がものすごくきれいな花火があった。
花火の配色ってけっこう自由になるものなのか。なるんだったら
一度デザイナー監修の花火ってのも見てみたい。
そんなことを考えていたら思考がブレインストーミング風になってきて
次から次へとしょうもないことを考えてしまった。その一つ。ゲリラ的に
花火をあげてみたらどうだろう。名付けて『人騒がせ花火』だ。
例えば、夕方6時に商店街で大根を買って
さて今夜はブリ大根で一杯やるかなんて想像してる時に向かいの建物の上に
突然『ドカン!!』と花火が上がる。
それも2尺玉の特大サイズがたった一発だけドカンと。
唖然とする人々の表情と散りゆく花火の美しさの対比がいい。
「今夜の花火は一体なんだったんだろう」と各家庭の夕食の席で
静かな議論が沸き起こったりして。
実はこの前触れもなく一発だけ突然あがる花火には大きな効能が隠されている。
結構人って、不意を突かれたときにこそ初めてその物の美しさを
感じたり、本質を悟ったりすることがある。
たぶん『人騒がせ花火』でひらめく人が続出することだろう。
ただし、北朝鮮からミサイルが飛んできたと早合点して寝間着で飛び出して
きてしまうおじさんが続出してしまう懸念も残るけど。
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