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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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古川日出男がガルシアマルケスを読んだ夜



雑誌CoyoteのイベントCoyote No.45「メキシコが変えた二人の男」発売記念イベント古川日出男 トーク・朗読・スライドショー『ゼロからはじめる』に行ってきた。

メキシコのビールを飲みながら、古川氏のメキシコ体験段、著書の朗読、小説についてなど聞いた。なかなかパワーのある作家さんで話は面白かった。だが、途中一度だけ意識を失い首が折れそうなくらいコックリしてしまった。最近人の話を聞いてるとこれが多い。これってごまかすの大変なんだよ。わざとらしく首の旋回運動するふりしたりしてね。

さて、いくつか興味深かった話があるのだが、残念なことにブログにきっちり書けるくらい覚えていない。なので二つだけ書く。

1.作家という職業について思ったこと

前から思っていたことだけど、作家というのはみんながうすらうすら感じてはいるんだけれどそれがいったいどういうことなのかうまく頭の中でまとまらないことを、分かりやすく整理してそれを文字にしてみんなに教えてあげるという役目を負っているんだなと改めて思った。それはやはり頭がシャープでなくちゃ出来ないことで、また語彙が恐ろしく豊富でないと出来ないことだと思う。

2.古川氏いわく

「メキシコに着いたばかりのときは、女の人を見て何コレって思ってしまったんだけど、少し経つとみな可愛く思えてきてしまった。逆に日本に帰国して乗った電車で日本の女性を見てみんな同じプラスティックのつけまつげして、みんな浜崎あゆみみたいでメキシコの女の子のほうが可愛いなって思ったんだけど、またしばらくすると日本の女の子が可愛く見えてきた。その土地に長くいると、なんというか価値観が染まるというのはありますね」

イグアナ思う

確かにこれはある。その土地にしばらくいると自分の中の基準のようなものがだんだんと現地標準になっていくのだ。一種の慣れのようなものもあるんだろう。また人間の順応力の凄さともいえる。

順応力といえば、毎日現地の人の顔を見て、現地の料理を食べて暮らしていると顔つきが変わってくる。メキシコに数十年も住んでいる日本人の中には現地人と見分けのつかないくらい顔が進化していった人を何人も知っている。かくいう自分もかつて海外に住んでいたときの写真を見ると、かなり進化していたのがわかる。
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WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

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好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
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