move on...　-　仕事の世界に押し寄せるパラダイムシフト

メキシコ、カリフォルニア、日本　暮らしへの好奇心は尽きない

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2025年03月15日(土) |

今、社会が大きく変化して仕事の世界でも大きなパラダイムシフトが起きている。今後は国内の市場が縮小して行くため会社の成長が止まり、緩やかに衰退期に入っていくと予想される。さらに、生き残りを賭ける企業は海外市場を目指し始めているため、国内ではさらに労働者が余っていくことも指摘されている。

またこうも言われている。これまでのように“会社に居れば安泰だ”とばかり、指示されることだけを淡々と行うだけの労働は徐々に減少してゆくと。企業も自分たちを取り巻く環境の激変で、余裕がなくなってきているのだ。これからは、仕事を与えてもらうという意識で会社に入ってきた労働者は、会社がつぶれたときにはもう他に働き口がなくなってしまう可能性がある。

かってはどこかに就職し与えられた業務を真面目にコツコツとこなしさえすれば、職と生活は保障された。それは、社会とそれを取り巻く環境に追い風が吹いていたおかげで享受出来ていたわけだ。高度経済成長の時代はこんな働き方が主流だった。受け身で特別問題意識もない生き方ではあっても、それはそれで幸せだったのかもしれない。けれども、そんな働き方はもう完全に遠い過去の話になってしまった。

自分の仕事人生にいつ何が起こるか分からないこれからの時代、やはり、自分の生き方をもう一度再確認する必要があると思う。この社会に対して自分はどういう関わり方をしどういう貢献ができ、どういう人生を送りたいのかを自発的に考えていくということだ。そしてその答えに応じて人生をシフトさせていくのだ。

誰でもその人が最も力を発揮できるものを天から与えられている。それを活かして生きていくほうが幸せだ。受け身のままだとこの巨大なパラダイムシフトの波にのまれて海藻と共に海の底に沈んでしまう可能性がある。

これは結構しんどい作業かもしれない。けれど、これは、自分の頭で人生設計を考える機会など持てずに死んでいった僕らの先人達が味わえなかった経験だ。そしてある意味、それこそが社会の成熟に繋ることだと思う。

2010年09月13日(月) | 日々の暮らしで思うこと | トラックバック（） | コメント（0）