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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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雑誌やTVを見てるとリゾートっていう言葉がかなり氾濫している。リゾートってよそから来た言葉でもあるので、その正確に意味するところなんて本当のところ誰もよく分かってないんじゃないかな。そこで改めて、いったい日本にリゾートがあるのかどうか考えてみた。
大辞泉で”リゾート”を引くと、「避暑、避寒、行楽などのための土地。保養地。」と出てる。では”保養”はと引くと、「体を休ませて健康を養うこと。養生すること」、「心をなぐさめ楽しむこと」とある。なるほど、ざっくりとしか書かれていないな。さて、避暑、避寒の土地がリゾートなら日本の田舎に行けばいくらでもそんな土地はあるよな。だったら過疎化した村でもリゾートと言えてしまう。また、体を休ませ健康を養うのがリゾートならば、近所の日帰り温泉やサウナだってリゾートだってことになってしまうんだけど。このような辞書の簡単に定義ではリゾートは語りつくせていない気がする。なぜそう思うかと言うと、海外のリゾートと日本のリゾートではあまりにも違い過ぎるからだ。 自分なりにリゾートの定義を考えてみた。 ①豊富な自然があって、さらに行動に支障がないようにそれに適度に手が加えられている場所 ②非日常な雰囲気を楽しめ、洗練されているところ。 ③楽しくなるところ、気分がよくなるところ (そこにいる人が笑顔で過ごしているところ) ④気持ちが休まるところ (穏やかでピースフルな気持ちになるところ) ⑤そこから一歩も出なくても楽しめるだけのものがそろっているところ 最低この5つがリゾートに欠かせない要素だと思う。そう考えると、日本のほとんどのところは行楽地と呼ぶほうがふさわしいんじゃないかな。行楽地と言えばいいところを敢えてリゾートと言いたいのなら、上の要件をきちんと満たしてもらいたい。でないと訪れてがっかりしてしまうから。さて、こんな条件をクリアー出来る所ってあるの?と思うかもしれない。答えはある。それは観光で食べていて、尚且つ暮らしに対する意識の高い住民が住んでいるところだ。そういうところでは観光収入があるから行政もリゾートタウンとして町を整備出来るし、観光の町という意識を持つ住民がリゾートに欠かせないホスピタリティを発揮して訪れる人たちを気分良くしてくれる。 海外のリゾートタウンに住んでみて思うのは、そこにいる人たちがどれだけ楽しそうに過ごしているかがリゾートには問われるということ。楽しそうな雰囲気がリゾートには欠かせないのだ。よく湘南をリゾートと捉えた言い方をする人がいるけど、それは東京と比較して自然が多くて時間が少し緩やかに流れているってだけで、実際は他の地域と変わらぬ日常生活の場でしかない。コロラドのボウルダーやカリフォルニアのカーメル、そしてハワイのような町全体がリゾートしている場ってのは日本にはない。いろんな意味で日本はまだまだ真の豊かさには程遠いところにいると思う。でもいつか、日本にも本当の意味でのリゾートタウンがたくさん出来て欲しいなあ。 PR コメントを投稿する
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WELCOME TO Move On
異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。 プロフィール
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自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
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