
シリア北西の町アレッポの近くには、Dead Cityと呼ばれる今は廃墟となったビザンチン時代の集落が点在する。上の写真はその一つ、Serjilla(セルジッラ)と呼ばれるもの。当時ここはワインやオリーブオイルの製造で有名だったらしい。かなり向こうまで続くなだらかな丘のあちらこちらに石を積み上げて建てられた5世紀から7世紀頃の建物とその残骸が散らばっている。今は住民はおらず、数組のベドウィンがテントを張って羊を放牧しながら住んでいるのみだ。ここまでは行きはスクールバス、帰りは商品輸送中のトラックに載せてもらって行き来した。辺鄙な場所のため観光客もまばらでほとんど遭遇することはない。
人が突然いなくなってしまったかのような錯覚に陥るDead City。みんなどこに行っちゃったんだろう?
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