
写真の人はアンマン(ヨルダンの首都)の街中で、途方に暮れていた僕をホテルまで送ってくれた親切な人。初めて着いた地で、僕がホテルまで行きたいと言うと、セルビス(マイクロバス)やタクシーをつかまえて同行してくれ、お金まで全て払ってくれ、しかも家に帰るところだというのに反対の方角へ1時間も時間を使って僕を送ってくれた。
優しすぎるよ。親切すぎるよ。あにき。お陰で、トランジットで寄ったドバイの超混みトイレの中でメガネケースを掏られたいやな思い出なんかとっくにとんでいっちゃいましたよ。
日本にはここまでしてくれる人はもう絶滅したけど、中東にはまだまだ健在なんですねえ。自分のことで精一杯で、みんなにごった眼して落っこちないように必死な国から来て、さほど裕福とも思えない国の人からこんな扱いを受けると本当に考えてしまうんだよなあ。いったい何を失っちゃったんだろうって。ひとつは余裕であることは間違いないんだろうね。
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