忍者ブログ
メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

カイロの本棚

カイロの日本人向けバックパッカー宿の本棚。年季の入った本が無造作に並べられていた。
P4082086.JPG












 
みんなが置いていきゆっくりと時間をかけて溜まったものだ。比較的面白そうなのは旅人に持っていかれ、お呼びのかからなかったものがひっそりと余生を過ごしている感じ。20年近く居座ってそうなツワモノも紛れ込んでいて、どことなく聖域化している。

旅に連れてこられた本は、重いバックパックの最下部に敷かれペチャンコになり、ジーンズの尻ポケットに入れられ汗でゲショゲショになり、メモ帳として数ページ引きちぎられ、ゴキブリとの戦いで返り血を浴びたりの試練をくぐり抜けてようやくここに辿り着いたんだろう。

かなり古い本が多いけれど日本の本が並ぶこのスペースに身を置いているとほっとする。例えるなら旅先で日本大使館に駆け込んだときの気分に近いかもしれない。知らないところを勝手に歩き回って疲れるという身勝手な自分を、それでも愚痴一ついわず迎え入れてくれる。何だか、年老いた人格者のじいさんのようでもあるね。

今日もカイロ日本人宿の本棚に鎮座する本たちは、日本の喧噪など我関せず、古き良き時代のテーマを背に掲げのんびりとけだるい午後のひと時を楽しんでいるに違いない。疲れた旅人の訪れを待ちながら。

PR
葉山のビーチバー Blue Moon

葉山の一色海岸のビーチバー『Blue Moon』に友人4人で行ってきた。お盆休みの近辺のせいか夕日が落ちる頃には席はすべて埋まっていた。感じたのは、他の地域のビーチバーと違い、穏やかでくつろげる雰囲気に包まれていたこと。料理の盛り付けも手を抜いてなくきれいだったし、お皿もしっかりとしたものだったのも嬉しかった。ゴーヤの天ぷら、タイ風チキンカレーなどほんとおいしかったよ。

外国人もけっこう見かけた。お酒を買うためにバーに並んでいるときに話したのは、NY出身のアメリカ人とブラジル人。アメリカ人は山梨で茅葺きの仕事をして10年にもなるという。今回初めてここに遊びに来たとのこと。背中が実にいいピンク色に焼けていて、『夕日のリフレクションかと思ったよ』とからかった。ブラジル人は、あのラモスにそっくりだったが、逗子で海の家をやっているといっていた。いろんな生き方があるもんだ。

帰りが近づいてきたころ、BGMがメキシコのマリアチをおとなしくした感じの曲に変わっていった。ちょうど目の前の友人がテキーラをショットグラスで飲んでいるところ。何だか、ちょっとメキシコの浜辺のバーにトリップしたようでひとりにんまりする。そういえば、さっきまでテーブルの上には、ナチョスと、アボカドも置かれていた。日本はメキシコに自動車やテレビを輸出する。それに対しメキシコは、音楽とテキーラとアボカドで対抗する。分野こそ違えどメキシコも負けてない。いいぞメキシコ!

この夜、夏の思い出がひとつ積み重なった。一緒に行ったメンバーは、思い出に登場する出演者であるだけでなく、思い出の証言者でもあり、そして思い出を語り合える貴重な友人たちだ。人と時間を共にするということの幸せを改めてかみしめた一夜だった。

老男ヒネテラの攻撃 in  ハバナ野球場

 
(キューバの野球場に描かれていた壁画。ピースフルなカリブ海の背景とバットを構える眼鏡カストロさんのアンバランスさが、逆にのびのびとしたスケールのでかさを感じさせる)

キューバに行ったときに、ひょんな事情からハバナ市内の野球場に連れて来られるはめになった。自慢じゃないが野球場には3回裏まで居たことがない。あまり気乗りのしない話だったが、ハバナの町で出会った(不幸にして出くわしたというほうが正しい)老男ヒネテラ(ヒネテラ:キューバで金銭目当てに外国人にたかる人々)ミスターエックス(仮名)に連行されてきた。
 
この日のゲームは、キューバナショナルチームの紅白に別れての試合で、出場していたのは後にワールドクラシックベースボールに出た選手ばかりの好きものにはたまらない好ゲームだったが、なぜかこの日も3回に入ると尻がモゾモゾとし出し帰りたくなってきた。 このとき老男ヒネテラが新たな戦いを仕掛けてきたのであった。(それまでにすでに一度襲撃に遭いやられている)
 
老ヒ:「キューバナショナルチームの帽子とかTシャツとか欲しいか?」
自:「まあ、悪くないね」(正直どっちでも良かった)
老ヒ:「俺からプレゼントしたい。サイン入りボールももらってきてあげるよ」
自:「そうなの。ありがと」 
老ヒ:「下の階の売店にすぐに行きたいんだけど今持ち合わせがない。悪いけど15ドル貸してくれる?」
自:「あん?じゃまた今度でいいよ」 
老ヒ:「心配するな。これは俺からのプレゼントだから。なかなか手に入らないキューバチームのだぞ」
自:「ちっ。しょうがねえなあ。ほら15ドル(“なかなか手に入らない”の一言が効いた)」
老ヒ:「待ってろよ。ヒヒ」

20分後 
老ヒ:「残念なことに売店が閉まってた。今週もう一度試合があるからその時に買っといてやるから」
自:「.....」

後日、このお金は結局戻って来なかった。(参考までに当時のキューバ人の一か月の平均賃金は月給10ドル)

カリブ海の島キューバの周りはザメが多いところといわれている。だが、本当に恐ろしいのは、観光客の訪れを手ぐすねひいて待っている獰猛なヒネテラ達なのだ。
カウンター

WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

HN:
イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford

mail : cocovenice@gmail.com
人生のお買い物

最新コメント

[05/13 Backlinks]
[03/25 イグアナ]
[03/17 ハナ]
[02/05 ハナ]
[09/24 イグアナ]
最新トラックバック

アクセス解析

バーコード