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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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世界からの励まし

今回の東北関東地震では世界中から日本に援助の申し出が届いている。

そんな中、僕の元にも7人のメキシコ人から電話、メール、Facebookで安否確認や励ましの連絡が届いた。その中の一人は貯めていた中から300ドルを日本のために寄付してくれ、他の人も何か日本のために自分が出来ることはないかと聞いてきてくれた。そんな彼らの暖かい気持ちに武者震いした。日本人のひとりとして心の底から感謝している。


決して表に現れることのない個人レベルのこんなやり取りが、無数の世界の国との間で日夜行われているのだろう。そんな海外の彼らから、日本に対する特別な愛情が伝わってくる。その中の数人は、地震で大きな日常生活への影響を受けても何とか復興していこうと奮闘する前向きな日本人の映像を見て、心を打たれたと言っていた。

僕たち日本人は普段ブランド品や便利な家電や美食など至れり尽くせりの贅沢に囲まれた生活を送っているが、多分それらをすべて失ってもやっていけるだろう。我々には「忘己利他」という先祖から培ってきた精神性が脈々と息づいている。それはどうやら生存にかかわる国家の一大事が起きたときには間違いなく起動することが分かった。

多くの人を悲しみの淵に追いやった今回の地震は、外国人の深い優しさと、日本人が先祖から受け継いできた素晴らしい精神性を失っていないことの二つを僕に示してくれた。
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地震足報

昨日マグニチュード8.8という大地震が宮城沖で起きて、東北から関東にかけて多くの被害が出た。

そのとき自分はオフィスでパソコンに向かって書類作成中だったが、思わず外に飛び出すと、近辺のオフィスの人たち大勢も外に出ていた。電柱がワサワサ揺れてる。ペンシルビルが隣接して建つこの辺、建物が倒壊しないか冷や冷やだった。本当に都心は災害時、逃げ場がないことを痛感。頭に何か落ちてきやしないか心配したがヘルメットは常備しといたほうがいい。

外に出ていた社員たちは何とか連絡がつき、帰社せずに帰宅するよう会社から指示が出る。自分も18時の集荷を確認し、歩いて帰宅するために外に出た。すると通りは大勢の会社員たちの帰宅が始まっており大混雑で、車道もほぼ車は動いていなかった。その途中で気付いたことを少し。

・三越の横を通ると、帰宅出来ない買い物客たちが疲れた顔で大勢椅子に座りこんでいた。会社員ならオフィスに残る手もあるが買い物客はほんと大変だ。
・制服姿のOL3人組が両手にカップ麺の大量に入ったコンビニ袋を両手に下げ歩いている。社員は今夜は会社に残るのだろうか。非常食の会社での完備を痛感。これから地震グッズ業界に商機がやってくるのは必至。
・御茶ノ水、神保町界隈に差し掛かると飲食店も開いている店と人はいるのに閉めてる店が半々だった。余震が続いているからガスや火を扱うのは危険だとも思うが、お腹を空かせた被災民の胃袋を補い、営業中の店の明かりが不安な人々を元気づけるという利点も忘れてはならない。
・ランニング専門店前。意外なことに人で混んでる。年配ビジネスマンやOLなどが、スニーカーを物色して試している。これから何時間も歩いて家に帰るのか。今後会社に置きスニーカーする人が増えるかも。
・神田川に差し掛かる。普段なら静かに流れる神田川に、すごい勢いで水が押し寄せしかもうねっている。東京湾にも津波が到達している最中だったのだろう。
・小石川のスーパー「クイーンズ伊勢丹」は閉まっていた。ワインを買おうと思っていた(人はなぜかこんなときこそ酒が飲みたくなるものだということを知った)のでがっくりくる。こういうガスや電気がどうなるかわからないときこそスーパーが頑張るときだろう。そそくさと店を閉めて安全地帯で高みの見物をしているようで悲しかった。もっと男気みせろ、クイーンズよ!

そして、こんな大変なときなのに困ってる人に応対している行政やボランティアの方々や、お客さんにサービスしているサービス業の人たちの行動を改めてすごいと思うと同時に頭が下がる。

横田夫妻の声が届いた



『拉致問題を考える国民大集会in神奈川』が港に近い開港記念会館で行われたので行ってきた。


北朝鮮による拉致問題概況

・1970~1980年代にかけて発生
・日本政府が認定する拉致被害者数17名(実際はもっと多い可能性大)
・2002年北朝鮮が日本人拉致を認め、5人の被害者帰国
・日朝交渉の流れ 
  第1回:日朝首脳会談 2002年9月
  第2回:日朝首脳会談 2004年5月
  第3回:日朝実務者会議2004年11月
  第4回:日朝実務者会議2008年6,8月(北朝鮮が調査のやり直しを表明。それ以降交渉はストップ)
・2009年10月日本政府は新たな「拉致問題対策本部」を設置

当日は横田夫妻の講演を聞いたが、娘を連れ去られた両親の悲痛の叫びが痛いほど伝わってきた。その一言がずっと耳にこだましていた。

「突然見たこともない国に連れ去られ人生を破壊されて、(犯罪の片棒をかつぐような)決してやりたくない不毛な仕事に何十年も従事させられて娘が不憫でなりません。こんな国家犯罪が許されるわけありません」

北朝鮮に連れ去られた人達がその後、どのような人生をたどったのか考えると恐ろしい。必要とされなくなったら最後、強制労働キャンプに送られて牛馬のような扱いを受け一生を終えた者もいたであろう。やり切れないのは拉致被害者が今も北朝鮮で苦難の日々を強いられているというのに、国としてそれをじっと眺めていることしかできていないことだ。身内が狂った国に囚われて死ぬような生活を強いられている当事者の気持ちを思うとつらい。と同時に、北朝鮮のこの行為は絶対許せない。このまま済ませてしまってはいけない。

この問題を解決するのは、やはり国民が声を上げ大騒ぎして政府の重い腰を上げさせるしかないと思う。5人の拉致被害者が帰国した実績があるので、交渉次第で状況はいくらでも変わる可能性がある。それをさせるのが国民の声だ。海の向こうのエジプトでも怒れる国民が国を変えようとしている。

日本という国が異国から権利を踏みにじられているこの問題。他人事で済ませてしまったらいけない。北に対し断固圧力をかけていかなければならない。自ら声をあげる気がないのなら、政府の腰の重いことを非難する資格はない。問われているのは国民の気概なんだと思う。
カウンター

WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

HN:
イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford

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