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メキシコ、カリフォルニア、日本 暮らしへの好奇心は尽きない
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恋を忘れた日本

前回に引き続き恋愛の話。

ラテンの国々と日本を比べてつくづく感じるのは恋愛文化の差。
ラテンは恋愛が社会にどっしりと根を下ろしているのに対し、日本
はそんなものあったっけ?とばかりに倉庫の隅で埃を被ったような扱い。
日本は社会が恋愛に対してそんなスタンスだから、恋愛に本気で取り組
もうなんて御仁は思春期で声変わりの始まった中学生くらいなもの。

ちょっとまったあ~。そんなんでいいの?どんなに澄ましていても
人間、いくつになっても異性に関心があるもんなんじゃない?その証拠
に誤解を恐れずに言えば僕らは異性の気を引くために、おしゃれをしたり、ヨガやダイエットをして体型を保つ努力をしたりしてるんじゃないのかな。勉強していい学校に入り、いい仕事に就こうとするのも突き詰めれば異性にもてたいがゆえじゃない?そんなこと小学生にもわかる話なのに、大人になった僕らは異性のことなど関心ございませ~んてなすまし顔で日本の町を闊歩している。

おいおい、これじゃあ独身男女が増えるのも無理ないわな。そして
必然的に子どもの数が減って日本のマーケットはどんどん小さくなって
しまう。これってかなり由々しき事態だと思うよ。このままじゃいけない。ではどうしたらいいか?それには、恋愛感情という人間なら誰もが持つ普遍的な感情を持つことは素晴らしいことなんだよという意識を社会に
行き渡らせることだ。そうすれば、生活に張りが生まれる。家族を持つという目標が生まれる。人生に意味が生まれるのだ。経済もこの思想に沿って動かす。「水曜日はNo残業デー。早く帰りましょう」じゃなくて、「水曜日はデートの日。とっとと会社を出てデートに繰り出そうぜえ!」と目的を明確化するのだ。

そして、職安ばかりを増やす政策を方向転換し、本腰を入れてDTC(デートセンター)を作りに励むのだ。ちなみに世界的リセッションの中で日本の経済がかろうじて踏ん張っている理由の一つに失業率が低いことがあげられる。でもそれは産業界が巧みに「仕事をしていないことは恥ずかしいことなんだよ」って人々を洗脳してきたからだ。この理論を恋愛率向上に活かす。つまり恋愛をしていないのは恥ずかしいことだよという意識を世間に植え付けるのだ。その受け皿としてDTCが必要となってくる。日本全国でパートナーを無くした男女が日夜DTC端末で相手を探す。そしてこれはと思う相手にオファーを出しDTC職員立ち合いのもとで初顔合わせを実現させる。よし、なんだかいいぞ。結婚相談所にバカ高い金を払っても相手が決まらない現状をあざ笑うかのように連日怒涛のような勢いで日本全国にカップルが誕生し、町のあちこちで熱いデートが繰り広げられ、いつのまにか道行く人の顔つきが柔和なものになって、子供たちもNINTENDOを捨て街で遊ぶようになり、町に活気が戻る。いいぞ、DTC!!

しかしながら、端末で相手を探すってのは本当は好みじゃないな。けれどシャイで生真面目な今の日本人にとっては現実的かもしれないな。でも一歩間違えばちょっと怖い方向に進んじゃう危険性も持ってるね、このDTC構想は。ふふ。

僕らは本当は、もっと自然に男女が出会うことができ、相手を求め合い、カップルになりお互いを支え合う。そんなごくあたり前の社会が出来て欲しいだけなんだよね。

誰のためにそのネックレスを買うの?
誰のためにジムで体を鍛えるの?


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デートは不自由なほうがいい

今の日本のデートを想像してみる。

新宿紀伊国屋前で待ち合わせをする。少しばかり遅れそうでも慌てることはない。携帯メールを一本打てば済むことだから。映画館で話題作を見たあとは近くの喫茶店でお茶をする。iPhoneで映画評をチェックしてきたからその中から一つ二つ披露しておく。しばらく話をしてデパートに向かい小一時間ほどぶらつく。話題には困らないし軽いウォーキングにもなるし時間調整に持ってこいの場所だ。その後予約している安めのイタリアンレストランへ向かう。居合わせた客の3分の2が食べているのと同じコースを平らげたあとは近所のバーに移動だ。それらしい雰囲気を醸し出しているが良く見ると作りは安っぽい。カウンターの後ろの鏡に映る自分たちの姿に男は伊藤英明を、そして女は黒木メイサを重ねる。落された照明があり得ない妄想を可能にし夜が静かに更けてゆく。

とまあ週末の都会ではこんな感じのつまらないデートがそこかしこで繰り広げられている。

日本のデートがつまらないものになってしまった。その原因は日本の町が安全すぎるため、緊張感がなくなったことと、都会の町を小ぎれいなだけでつまんないものに作ってしまったことと、機器が発達して便利になりすぎたためハプニングが起こりづらくなってしまったことにあると勝手に想像する。予定調和型のデートからは感動なんぞ生まれない。

ではどんなデートが感動を呼ぶのか?少し想像力(というか妄想力)を発揮して考えてみた。

都内某駅前で待ち合わせ。定刻になっても彼女は現れない。携帯電話など持っていないから彼には行くか残るかしか選択はない。1時間を経過したころから不安が首をもたげはじめる。ふられたか。しかし同時に待つ間に自分とじっくり対話が出来、彼女への思いが募ってきた自分に気がついた。「彼女に会いたい」。

そのとき彼女はエレベーターの中で格闘していた。まさかの停電。インターフォンも機能していない。楽しみにしていた彼との初デート。彼はきっと待っていてくれているに違いない。少しでも早く彼のもとに行かなきゃ。こんなところでくすぶってられない。えいやっ。天井の非常脱出口に飛びついた彼女がふたを開けて目にしたものは、だだっ広い空間に広がる機械だらけの無機質な世界だった。彼女のダイハードが始まった。

4時間待って日が暮れてきたころ、夕日を背にして現れたのは、破れたスカートの裾をバンダナ代わりに頭に巻きつけところどころ煤で顔を黒くした彼女だった。その姿はベトナムのジャングルから生還したあのランボーを彷彿とさせた。そのとき彼は状況が掴めぬながらも彼女を抱きしめたい衝動にかられた。彼女もまた彼の姿が目に入った瞬間涙が頬を伝わるのを感じ、彼の胸へ飛び込みたかった。

とまあ、長くなるので出だしで止めにするがハプニングは感動を生む。お決まりのコースを何の苦労もなくなぞるだけのデートはあとに何も残らない。

少し違うが自分もこんな脱線デートをしたことがある。かってメキシコに居たときに、デートのときに彼女に運転を教えようと住宅地の中を僕が助手席に座り彼女に運転させた。そのときマニュアル車だったので車はなんどもひどいエンストを起こし僕は何度も天井に頭をぶつけ本気で怒り彼女にハンドルを握らせたことを本気で後悔したことがあった。それから彼女と付き合うことになったがあとになってそのデートを思い出すたびに二人して大笑いした。不自由でうまくいかなかったことほど人の記憶に残り、時間の経過とともに甘い思い出に変わるらしい。

今週末デートを計画してるそこのあなた。
銀座で映画を見てデパートで食事をしてバーで酒を飲んでなんて
止めよう。見ず知らずの都心のビルの屋上に上がり、水着になって楽しくバーベキューでもしよう!そのデート、多分墓場まで持っていけるよ。


私の愛した青シャツ

ここ数年いつも頭の中に有ってなかなか出会えないでいる欲しいものに
青いシャツというのがある。実は物心ついたときから青シャツが大好き
で、中学生のころから節目節目には買って現在に至っている。

さて今欲しい青シャツがどんなものかというと、先ず色。紺色ではなくて
水色でもない。ブルーという呼び名がぴったりの見た瞬間に心がカプリ島
の青の洞窟に飛んで行ってしまうような青だ。言うなら夏の青で、街です
れ違った人から「あの青シャツ頑張ってんじゃん」と言われるくらいの心
に残る青がいい。

生地はコットンでほんの少しシャリ感のありのもの。半袖でも長袖でもい
いけれど、襟はボタンダウンではない普通のものでバランスよく収まって
いるもの。デザインは最近流行りの体にフィットする細めなどではなく、
さりげなくきれいな立体感を持つものが理想だ。それをふわりと羽織る
ように着れたらいい。

歴代の青シャツで印象に残っているものは、高校生のときに渋谷で買った
インディゴ染めでうねりの入った濃い青シャツ。これを着ると少し大人
になった気分になって、渋谷のラスカラや新宿のNYNYなんかのディスコに
よく着ていった。そして青少年の野望も敢え無く挫折し、悪友と二人始発
までぶらぶらと時間をつぶしたときもこのシャツと一緒だった。

次が大学で買ったアニエスの青シャツ。日本製では出せないブルーに
一目ぼれして買ったんだけど、生地の感じも実に良かった。初めてシャツ
というものがこんなに存在感があるんだよって教えてくれた気がする。

最後はメキシコのプエルトバジャルタのSAMS CLUBで買ったポロの青シャツ。
カゴの中に無造作に丸められて売られていたんだけれど、シャツ眼力を
発揮して購入。発見したときは運命を感じた一枚。このシャツなんと
いっても色が良かった。なんていうか遅めの春の空のような少しくすんだ
スモーキーブルーで着るたびに色の良さに感心させられた。またサイズも
ぴったりで、出かけるのが楽しくなるシャツだった。マイブルーシャツ史
の中でもかなり重要な一枚だったけれど、Whirlpool9kgでガシガシ洗うの
が趣味の当時の連れに連日洗われ、ボタンが壊れたとかなんかの理由で
気が付いたら勝手に捨てられていた。

さて、ぐだぐだ書き連ねてしまったが、こと青シャツになるとついつい
突っ走ってしまうのだ。ここまで読んで下さったあなたの忍耐強さに敬服
しつつ、理想のシャツとの出会いを夢見て今夜はもう寝ます。

Good Night! Have a nice blue shirt!
カウンター

WELCOME TO Move On

異文化と自然を愛するイグアナ楽団のページへようこそ。これまでメキシコとアメリカに合計10年住んできました。それ以来人生の歩き方をテーマとして追い続けています。海外を旅するといつも考えさせられる豊かさとは何か。それについて思ったことを書いていきます。
プロフィール

HN:
イグアナ楽団
性別:
男性
自己紹介:
好きな言葉:「生きていくうえでもっとも大切なことは、自らを律し、可能な限り自分に正直であること」
by Robert Redford

mail : cocovenice@gmail.com
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